圧力鍋で煮出した繭のセリシンの大部分が溶け出しているというお話があったかと思いますが、セリシンが無くなった繭を苛性ソーダに溶かして石けんを作るとどんな効果が期待出来るか(石鹸にはセリシンのどんな成分を含めることができるのか)

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神奈川県大磯町の内藤石けん教室です。

繭(シルク)は大きく

  • セリシン(Sericin)30%
  • フィブロイン(Fibroin)70%

の2種類のタンパク質で構成されています。圧力なべで抽出した場合、セリシン液はほぼ溶けだすため、残った繭はフィブロインになります。

フィブロインとは

蚕の繭から得られるシルクの「芯」を構成するタンパク質です。=絹糸

フィブロインもタンパク質なので、人の角質(ケラチン)とアミノ酸組成が近い部分があります。

フィブロインを手作り石けんに入れた場合

石けんは強アルカリ(pH9〜10前後)環境です。

苛性ソーダと反応し、アミノ酸レベルまで分解され、タンパク質が界面活性補助的に働きます。

① 泡質の向上

  • きめ細かい泡
  • もっちり感アップ
  • 泡持ち向上

②使用感の向上(感触改良剤)

  • なめらかな滑り
  • クリーミーな泡立ち

「高級石けん」の使用感になります。