白い塊はセリシンたんぱく質の再凝集(低温変性)と考えられます。

白い塊はセリシンタンパク質

再加熱すると透明な状態に戻ります
繭からセリシンを抽出する際、圧力鍋で高温処理することで、水に溶けにくいセリシンを無理やり溶解させています。この溶液を冷蔵庫に入れることで、セリシン分子が不安定になり、分子同士が再び結合し、水に不溶な塊に戻ろうとする現象です。
白い塊がセリシンタンパク質の凝集である限り、通常、肌に使用すること自体に安全性上の問題はありません。
白い塊を解消し、セリシン液を再び均一で使いやすい状態に戻す方法は、再加熱です。
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湯煎にかける: 蓋を開け、容器ごと40℃~60℃程度のお湯に数分間湯煎します。
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溶解の確認: 塊が完全に溶けて、セリシン液が元の透明な状態に戻るまで、穏やかに容器を振ってください。
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再利用: 溶解が確認できたら、冷ましてから再度冷蔵庫で保管してください。
この現象はセリシン液が濃い濃度で抽出されたときに起こります。
万が一、塊が微生物(カビや細菌)の場合は、使用は避けましょう。
異臭や黒点などがないか確認してください。これらがなければ、セリシンタンパク質の凝集と考えられます。
