廃油石けんを作る前に廃油をきれいにしてみた
廃油石けんを作る際に、なるべくきれいな状態にして作りたいなと思い、4つの方法を試してみました。
- 油こし器(オイルポット)で濾す
- 重曹を使う
- コーヒーフィルタで濾す
- 水洗浄

普段、私がやっているのは、2~3回使用した廃油をオイルポットで濾す方法です。
細かい網目で、大きなカスなどを取り除く程度です。
それでも、固形石けん、ジェルソープともに、これまで特に問題なく石けんにすることができています。
ネットで検索すると、重曹を使う方法や水洗浄など、いろいろな方法が出てきます。
そこで今回は、それぞれどのくらい廃油がきれいになるのか、実際に試してみました。
1.そのまま濾す
使い終わった油を、オイルポットに移す際に網で濾しています。
油が熱いうちにサッと濾して冷めたら、ペットボトルなどの蓋つきの容器に移し替えて暗所で保管しています。


一見きれいに見えますが、よく見ると細かなカスや、白っぽく見える不純物がありました。
2.重曹を使う
温めた廃油に重曹を入れて、1,2分かき混ぜます。そのまま半日~1日置くと、重曹+細かい汚れが沈殿します。
上澄みを濾すことで油がきれいになります。


オイルポットで濾したものと比べると、不純物は少なくなりました。
ただ、ちょっと混ぜると沈殿物が浮いてきてしまうので、丁寧に上澄みだけを取るのに手間がかかりました。
3.コーヒーフィルタで濾す
コーヒーフィルタで濾しました。
冷たい廃油、温めた廃油どちらでも濾せますが、温めた方が早く濾せます。


コーヒーフィルタで濾した廃油が、一番きれいに見えました。
コーヒーフィルタだと少しずつしか濾せないので、油こし紙を使うのがいいかもです。
料理に使った直後に油こし紙で濾すのが手間もかからず、油もきれいになると思います。
4.水洗浄
今回、一番興味があったのがこの水洗浄という方法です。
温めた廃油と、温度を合わせた水(お湯)を混ぜて、数日置くと、水に溶けた不純物が沈殿するという方法です。


水洗浄は、重曹処理やフィルタ処理では取り除くことができない、油に溶け込んでいる水溶性の汚れを取り除くことができます。
ただ、実際にやってみると、1週間ぐらい置かないと油と水に分かれませんでした。そして、沈殿した水を取り除くのが難しいです。
油に水が残っているので油を熱して水分を完全に飛ばすという後処理があります。
どの方法がいい?
実際に4つの方法を試してみて、手間と効果を考えると、私はコーヒーフィルタ(または油こし紙)で濾す方法がいいなと思いました。
わざわざ「石けんを作るため」に廃油をきれいにするというよりも、料理で使った後の油を、熱いうちに油こし紙で濾しておく。
これなら、それほど手間もかかりません。
本格的に廃油をきれいにするのであれば、水洗浄という方法もあります。
ただ、実際にやってみると、家庭で行うには少し手間がかかる方法だと感じました。
どの方法でも、油に含まれる不純物をある程度取り除くことはできますが、使う前のサラダ油のような状態に戻せるわけではありません。
お掃除や洗濯、キッチンソープとして使うのであれば、ペーパーフィルタで濾す程度でも十分だと思います。
「暮らしで使う廃油石けん講座」「暮らしで使うジェルソープ講座」では、家庭の調理で数回使用した廃油、または未使用のサラダ油を使って、石けんを作る方法をお伝えしています。

